──緒にどこかいったりしても、いいなとか面白いなと思うものは違うの?
N: 似てるとこもあるけどちょっとづつ違うかなぁ。
T: バランスっていうか、性格も私がすごい忘れっぽいんで、しんちゃんがそこをカバーしてくれてたり。似てないからいけるんかなと思ったりもします。
──ネオタオで展覧会する時はどういうタイミングで決めるんですか?
T: 声をかけてくださって、というのもあるし、caloでのタイは続編でそろそろやろかーみたいな感じで。他はなにがキッカケかな…
N: またタイ行きたいなぁ、とか。
T: そうやんな。で、行って帰ってきてタイで買ったもの使ってなんかやろかーとか。
──2人ともタイが好きよね。向こうでは一緒に行動しますか?
N: 見たいものとかちょっとづつ違うから付いていくとこもあるし、別行動の時もあります。
──桃ちゃんはどんなとこに行くの?
T: 土日に開催される大きなマーケットがあって、そこは必ず行きます。
N: それも直前に「もう一回行くわ!」とか
T: そうそうそう(笑)
N: 「じゃぁ、私マッサージ行くわ」とか。選ぶもんもご飯も違うなぁ。
T: ほんまやな。中華街とか行っても全然テイストの違うものえらんでるよな。そこがなんかいいのかもしれないです。
N: 「そんなんいつ買っとったん!」とかあるもんな。
──私もタイに行ったけど、ネオタオが選んでくるようなものは全然見つけられなかったです。だから2人が選ぶものはそれぞれ違うといっても、見つける…なんというか、見つけ方っていうかそういうのって何なのかなと思います。タイで売ってるお土産なのにネオタオになってるというか…
T: そういうのってネオタオを知らない人もそう感じるのかなぁ。
──そうよねぇ。ネオタオって何なんやろ?と思って惹きつけられるのかな。そういう魅力はどんなとこからくるのかな。
T: (売らないといけないというような)気負いがないっていうか。本を作り始めた時は旅行に行った先とかで本屋に行って「見てください」とかしたこともあるんですが…
N: その時は(本を)もうめっちゃいっぱい作ってんな。だからこれはちょっとどこかに置いてもらわな…ってなって。
T: 1回目作ったときはちゃんと印刷出してエラい部数作ったんですけど、私たちそんな営業気質じゃないから「うわ、めっちゃ作ってもうた」ってなって。まだあるんですけど…2回目からは自分たちでコピーして折って作ってってやって、それは結構ハマってちょうどジンが出始めた頃だったんで、金沢とか東京とか行った時に持って行ってみよかーってやってましたね。
──今も作ってるの?
T: 今は作ってないです。
──じゃぁそれが2人で作り始めた最初なんですね。それは舞ちゃんが作ってるあの小さい本とも違うの?
N: はい、もっとコラージュっぽいやつです。
ー私見たことあるかなぁ…caloで展示したときはそのジンがメインで。
T: その時はジンもあったけど……あったっけ?
N: うん、あって、そのページに使ったものを飾ったり、お互いで作ったものもあったな。
──ジンはどうして作らなくなったの?
T: その頃から自分でやってるアクセサリーも平行してやっていくようになって、なんとなく作らなくなったけどまたやりたいなぁ。
N: うん、次は本作ろっか。
──じゃあ今までもなかったようにこれからもネオタオさんはこうしていきたいというのは…
T: うぅーん……………………………………………………………………………ないですねぇ。
N: なかった。(笑)
(タイヤマミシン/ミミヤマミシン 2016 写真: TAO)
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