淳: ここ最近はやっぱり植物おもしろいなーと思って興味あります。
──植物はどんなところが面白いですか?
淳: これまではあんまり植物育てたりは特にしてなかったんですが、中津に引っ越してきてから育てるようになって、年月とともに放ったらかしててもワサワサ育っていくのもあるし、いろんな加減とか、同じ種類のものでもそれぞれ個性があってそういうのも面白いです。あと、もう死んでると思ってたのもちゃんと春を感じて暖かくなったら復活してるのとかもあって、そういうのを見てるとすごいなぁーと思います。
──じゃあ中津来られてからずっと育ててずいぶん大きくなったものもあるんですか?
淳: あります。ぶどうの木があって、全然放ったらかしだったんですけど一昨年初めて実がなったんです。植木鉢なんで、もうそろそろ植え替えないと、と思ってたんだけど気がついたら小さいんだけど実がなってて、びっくりしてすごく感動しました!花が咲いてたはずなんだけど全然気が付かなかった。いつもあんまり見てないんですけど(笑)
──ゆったり育ててはる感じなんですかね。虫がついたら嫌とかでこう必死になって…とかではなくて。
淳: 虫はついたら嫌です。
──あ、はい。
淳: 特にカレーリーフは大切に育ててるので、虫は大変です。ついたら取るし、木酢を撒いたりします。
──木酢酸ですか。あれは虫除けになるんですか?
淳: そうそう。ついたら歯ブラシでこすって取ったり、そういう手間はかけてます。
──そうなんですね。ミミヤマミシンの前にもお向かいのおばさんがお花をいっぱい育ててくれてますけど、植木鉢は殺虫剤の粉で真っ白になっています。
淳: (笑)カレーリーフは食べるものなので…ね。
──そうですね。その、向かいのおばさんもそうですけど植物が育つ人ってあるんでしょうね。
淳: グリーンフィンガーですね。
──そんな風によぶんですね。何か共通してるものがあるのかなぁ。でも育てるようになったのは最近なんですよね?
淳: 小さい時から植物は好きでお花屋さんになりたいと思ってました。母も好きで実家にいた時は庭は母がほとんどやっていたので…。やっぱり2人はいらないですよね。自分の庭を作るのは1人でやった方がいいかな。
──あぁ、さっきのボーカルと同じですね。
淳: (笑)ツインボーカルはありますけどね。そうそう。小さい時から庭は母の仕事でしたね。
──ところで植物にも相性があるって前に話してましたよね。
淳: ありますね、そうそう。人間と一緒みたい。
──あー。一緒みたい…
淳: 何回もチャレンジするけどやっぱり枯れてしまうタイプが必ずありますね。もともと育てるのが難しいものの場合もあるけど、わりと簡単といわれているものでも枯らしてしまうこともあります。
──ソーマにはなんだか変わった植物多いですよね。ヘンテコな形のとか…
淳: やっぱりそういうのが好きなのかもしれない(笑) 園芸屋さん行っても「何コレ!?」って思ったのはどうしても連れて帰りたくなりますね。
──話しかけたりしますか?
淳: それはまだ…(笑)まだ…まだまだですね。
──ソーマのコウモリランは立派ですよね。兄弟が増えていってるんですよね。
淳: そうそう。毎年株分けしてどんどん増えていってます。でも胞子で増やしていくやり方もあるみたい。胞子葉っていう葉っぱが1枚できるらしくて、それはまだ見たことがないんだけど裏が黒くなっててどうやらそれを採って付けてやると増えていくらしいです。胞子葉は見る人が見るとわかるらしくて、できたら胞子でも増やしてみたいです。
──魔法みたいに一気に増えそうです。
淳: ジャングルみたいにしたいわ(笑)
──カレー食べに行くのも命がけですね。でもソーマのコウモリランにも胞子葉があるかもしれないんですよね。
淳: うん。まだまだ謎なんです。楽しみ。
──グリーンフィンガーの持ち主はあたたかい目で見守ることができる人なんですかねー。
淳: 付かず離れずでね。可愛がりすぎてもだめだし、水もあげ過ぎるとダメだしなるべくスパルタで…
──カラッカラになるまでじーっと見ながら「まだ水飲んだらだめ」っていって一滴ポトっ。
淳: (笑)
──でも怒られるのが好きな植物もいるかもしれませんね。
淳: いるかも。マゾ的なのが(笑)
──たたいて育てるような(笑)
淳: あ、でも確かにそういう人いる!
──え、人ですか?
淳: あ、植物だけど…。ぜんっぜん水あげてないのにギュイーンって急に成長するのとかいるよ。だから植物の出身地は調べるようにしてます。気候を知ってると性格つかみやすいからね。
──ジャングルにいるやつには獣の鳴き真似とかしながら、ぬるーい水をかけてやったりして。ソーマにいる植物が熱帯雨林のジャングルにもいると思うとちょっと夢ふくらみますね。
淳: ほんと、出身地の想像しながら水あげてますよ(笑)